

ECO-systemで新たな水槽を立ち上げることに決め、
Blue Harbor にEcomini14Rを注文しました。
Ecomini14Rは総水量53リットルですので、 " 14 " と言う数字は総水量が14U.S. galである、と言う意味から来ているのだと思われます。
" R " はRefugium-Typeの意味でしょう。
もう1つの14U.S. galタイプはEcomini14Pと言う名称で、Protein Skimmerが装備されてますので、Protein Skimmer-Typeと言う意味だと思います。
注文した数日後、Ecomini14RとEcomini専用キャビネット、ZC-200が届きました。
このEcomini専用キャビネットが半端なく重いこと!!
まぁ、それだけしっかりした造りになっていると言うことなのでしょうが、宅急便が届いてリビングまで運ぶだけで一苦労でした。
水槽の設置場所はリビングの、本水槽が設置してある場所の対面です。
本当は本水槽に並べて置きたかったのですが、1200mmの本水槽と300mmのレフジウムが2つ並んでいるので、これ以上並べると隣の部屋(寝室)に入れなくなってしまいますから。
(T-T)
対面には、ダイニングテーブルを挟んで、観葉植物や海水魚関係の書籍が並べてある本棚があるのですが、それらを微妙に移動してスペースを作りました。
まぁ、Ecomini14Rは300mmキューブ水槽なので、スペースを作るのは造作も無いことなんですけどね。(^・^;)
スペースが確保できたので、早速キャビネットを組み立てます。
キャビネットの組み立て自体は難しくはないのですが、何分重量があるので、後半は結構難儀しました。
誰か手伝ってくれる人が居れば、全く問題なく作業できるでしょう。
しかし、僕は腰痛持ちなので、キャビネットを組み立て終わった段階で、ギックリ腰一歩手前になってしまいました。
その日の作業はここで断念。 (>_<)
慌てて普段通っている整骨院に駆け込みました。
翌日。
腰痛も酷くはならなさそうでしたので、水槽を載せ、セッティングです。
ECO-systemはUSA製品ですので、付属の説明書は英語なのですが、ちゃんと
AMA Japan が日本語マニュアルも用意してくれているので安心です。
マニュアルを見ながら・・・解かりづらい部分は
Blue Harbor の松本さんに電話して、教えて頂きました。 m(_ _)m
基本的には日本語マニュアルを見れば解かるんですけど、僕は器具類の設置が不得手な人なので・・・。
(ノд`)
ポンプは付属のRio600を使います。
水槽を正面から見て右端にL字パイプを噛ませてRio600を接続します。
正目から見て左端にはドライボールを入れるようになっています。
そこに
Aquarium Systems のMAXI-JET(MJ1200)を沈め、内径12mmの
EHEIM ホースで、キャビネット内部に収納した
ゼンスイクーラー、ZC-200に接続。
そこからRio600を繋いだ右端部分に戻すように設置しました。
これで、クーラーで冷やされた海水がRio600を経て水槽本体に戻ります。

Ecomini14Rには冷却ファンが付いているのですが、SPS飼育をするためにメタハラを使用しますので、ファンごときでは役不足。
それに気化熱で冷やすと、総水量が少ないこの水槽では比重等のパラメーター変動が大きくなってしまいますから・・・。
メタハラは、ウチに転がっていた
M'z ONE 、MT-150を使用します。
Blue Harbor の和田さんには
「EcominiでMT-150はちょっとやり過ぎとちゃう?」
と言われましたが、妥協はしません。
いや、それどころか、様子を見て照明強化をした方が良さそうだったらMT-250を使おうか?とまで考えてますから。 (`・ω・´)シャキーン
メタハラについて、少々昔話をしましょう。
ベルリン式が少しづつ広がって行った当初、1997年頃迄はメタハラと言えば
日本電池が販売していたアストロビームを使っているアクアリストが多かったです。
灯具はやはり
日本電池製の丸型のものか角型のものを使用していました。
アストロビームは14000K〜20000K位の色温度ですので、深い海を演出するには持って来いの球です。
その頃は、エダミドリイシ Acropora tumida Verrill, 1866 のように深緑色のミドリイシやクシハダミドリイシ Acropora hyacinthus (Dana, 1846 )、ユビミドリイシ Acropora digitifera (Dana, 1846 ) 等のように灰褐色のミドリイシしか流通してなかったので、照度が出てない状態でも飼育できたのです。
その他、低価格帯としては
T.F.W.インターナショナルの " SUN LIGHTシリーズ " とか
REI-SEAの " LUCシリーズ " 辺りがメジャー所でした。
僕もこの頃SUN LIGHT10000を購入し、球として
タケダ(現M's One)の " コーラルグロウ " を使用してました。
1998年頃になると、
タケダの " MTシリーズ " や
ランプネットワーク の " スーパークール115 " が爆発的に売れ始めました。
この2機は未だに第一線・・・って点が凄いですね。
僕も最初のスーパークールを購入したのはこの頃です。
この頃は、前回の記事でも書いた通り、パステルピンクやパステルブルーのミドリイシが好まれ始め、ショップにこのようなミドリイシが入荷すると次々と売れていくような現象が起こっていました。
ところが、当時はこの美しいミドリイシが色維持出来なかったのです。
今考えれば、150Wのメタハラの1灯や2灯じゃ維持できっこないんですけどね。(^^;;;
この年のMarine Aquarist 9号「水槽サンゴ学」は今でも僕のバイブルのひとつです。
この号にベルリン式の水槽として紹介されている小藤田さんにしても、10号で " 日本最長キープのベルリン水槽 " として紹介されている
水野さんにしてもメタハラは250Wのもの2灯です。
水景は全体的に緑色で、イボハダハナヤサイサンゴ Pocillopora verrucosa (Ellis & Solander, 1786 ) 等も見られますが、色維持が出来ているようには見えません。
誰の水槽を見ても、そんな感じの色彩でしたので、不思議には思わなかったのですが・・・。
この頃は、それまで長期飼育できなかったSPSが飼えるようになっただけで、誰もが満足していましたから。
ある意味、育てて何ぼの世界でしたので、育て過ぎて水槽に珊瑚の島を作ってしまった人まで出る始末です。
有名どころでは
アキリンですね。
そんな時、2000年春に発行されたMarine Aquarist 11号の
マリンゼファークラブの広告には衝撃を受けました!!
その広告にはトゲホソエダエダミドリイシ Acropora secale (Studer, 1878 ) やホソエダミドリイシ Acropora valida (Dana, 1846 ) 、ロリペス Acropora loripes (Brook,
1892 ) 等ピンクのピグメーションが乗ったミドリイシが沢山載っていました。
「時代は緑色じゃない。これからはピンクの時代が来る!!」
そう予感しました。
実はこれ以前から、
マリンゼファークラブの
森田さんはメタハラ多灯を実践し、SPSの色揚げを実現していたのです!
恐らく、日本で最初にメタハラ多灯を始めたのは
森田さんだと思います。
当時、既に1つの水槽に2000Wオーバーの照明を配置していましたから・・・。
森田さんの水槽を見たアクアリストやショップの人々により、口コミでメタハラ多灯が広がって行きました。
と同時に、色々なメタハラを試す人が出て来ました。
400Wの照明を使用する人。
太陽採光システム
「ひまわり」を試す人。
Uトトさんのようにサンルームに水槽を置いちゃう人。
そんな中、主流となって行ったのは
M'z ONE のMTや
オーデリック等、集光型灯具で多灯する方式です。
DELPHIS の " NDX " や
M'z ONE の " MEシリーズ " など、散光型灯具を使用する人も居ましたが、やはり色揚げに一番効果的だったのは集光型灯具でした。
Marine Blue ではオーデリックの集光型灯具と散光型灯具 " NDX " をミックスして、実際に色揚げしてましたので、それを真似てわざわざ色々な灯具を混ぜるアクアリストも居ました。
(僕も一時期 " MT-250 " 2台に " NDX " を混ぜて使ってました。(^^;;;)
2000年頃好まれた球は " HIT Metal Halide Lamp " です。
色温度は10000Kで、演色性も良く、ピンク系ミドリイシの色揚げにも向いていたからです。
より良い演色性を追求し6500Kの球を使用する人も多かったですね。
ただ、色温度が低い球は照度が高く、UVの放出量も多いので、水面と照明との距離を取らないと、SPSの先端がUV負けして禿げてしまいます。
また、 " HIT Metal Halide Lamp " は
USHIOのOEMになってから別物になった、と言うアクアリストが増えたため、流行は段々と高色温度の球にシフトして行きました。
高色温度の球は、海水の黄ばみも解かりづらいですし、何より見た目が綺麗です。
2002年頃には完全に高色温度の球に置き換わったように思います。
一番人気は
M'z ONE の " コーラルグロウ " です。
" コーラルグロウ " に関してメーカーは色温度を公表してませんが、凡そ20000K位だと言われます。
散光型灯具と組み併せては、暗くてSPS飼育に向きませんが、集光型灯具で多灯するとかなり色揚げが期待できます。
次に人気なのは
DELPHIS の " アストロビーム " です。
" アストロビーム " に関してもやはりメーカーは色温度を公表してませんが、凡そ14000K〜20000K位でしょう。
こちらは青色に若干紫色が混じった色合いで、かなり綺麗です。
但し、球の単価が非常に高いため、球としての人気はあっても中々手が出せない状況です。
その次に人気なのは
AQUA MEDIC の " ab AQUA-LINE14000 " 辺りでしょうか?
その名の通り、14000Kなのですが、色的には " コーラルグロウ " に近い感じで爽やかな青って感じです。
僕が2001年頃MT多灯を始めた時に使用していたのは " コーラルグロウ " と " アストロビーム " でした。
MT多灯を始める前は
タケダのシステムライトを使用してました。
システムライトに入れてた球も " コーラルグロウ "です。
この集光型灯具多灯での色揚げと平行して流行したのが " スーパークール " の多灯です。
" スーパークール " は発売当初、何処のショップでも購入できる灯具ではなく、特約店形式を採っていました。
関東では
B-BOX 、中京では
Aqua Sun Marine ・・・と言った具合です。
名古屋地区では
Aqua Sun Marine が " スーパークール " をプッシュしていたこともあり、 " スーパークール " で多灯する人が居ました。
有名どころでは
ハギやん でしょう。
僕も実物を拝見させて頂きましたが、パステル調SPSで彩られた、水彩画のような水景でした。
当時の " スーパークール " の球は " マリンブルー " しかありませんでしたが、これが最高に良い球なのです。
" マリンブルー " の直接光として照射される光の色温度は6500Kです。
前述した通り、6500Kの光はSPSの色揚げには一番良い訳です。
それでありながら、球内部に " ダイクロックミラー " と言う特殊な反射板がコーティングされていて、この
" ダイクロックミラー " に反射された反射光は色温度が20000K程に変換されるのです。
ですから " マリンブルー " ひとつで6500Kと20000Kの光を出すのです!
ここに6500Kの球でありながら、青い光に見える秘密があるのです。
但し、球内部の " ダイクロックミラー " は焼き付き易く、実際に20000Kの光を出すのは最初の3〜6ヶ月程度です。
それ以降は、少しづつ色温度が落ちてきます。
また、150Wのものしかないので " スーパークール "のみで色揚げしようとすると、より多くの灯具を用意しなければなりません。
安定器に電子安定器を採用しているので、耐久年数が短い点も難点のひとつでしょう。
それでも多数の " スーパークール " + " マリンブルー " の球を用意すれば、確実に色揚げできますので、魅力的なメタハラであることに変わりはありません。
現在は " デープブルー " 、 " アクアブルー " 、 " ネオンカラー " 、 " サンホワイト " と4種の交換球が追加ラインナップされていますが、どの球もサンゴの色反射効果のみなので、色揚げ目的でしたら
" マリンブルー " での多灯をお勧めします。
" スーパークール " の場合、集光タイプの球を使ってしまうと本当にスポット的な使い方になってしまいますので、SPSの色揚げ目的でしたら散光タイプの球を使用した方が良いです。
散光タイプの球を使って、光が互いに少しづつ交差するように当ててあげると、より効果的です。
昔話はこの辺で。
さて、問題なのが照明台です。
この水槽はなるべく見た目シンプルでインテリアの一部として部屋に融合する感じに仕上げたい、と思っています。
サティアン化は避けたいので、何か良い照明台はないか?と和田さんに相談しました。
すると和田さんは、ステンレス製の照明台をわざわざ作成してくれました。
Ecominiキャビネットの裏側に巧く収まるように・・・。
素晴らしいデキです!!
しかし、値段は (((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル になってしまい、とても採算に合わない製品になってしまったそうです。
それでも、僕が発案したものなので、プロトタイプと言う形で、若干勉強してくれました。
一応10余個作成したそうですので、
Blue Harbor で購入可能かも知れません。
照明台も届いたので、早速設置。
照明をMT-250に交換しても充分耐えられる強度になっているそうです。

MT-150をぶら下げると、こんな感じです。

灯具のサイズが変わってもOKな様に、フック部分はスライド可能となってます。

勿論高さ調節も可能。
ステンレスならでは、のピカピカの質感・・・最高のデキに仕上がりましたよ。
B-BOX へ行き、ライブロック、珊瑚砂、バクテリア剤を購入。
珊瑚砂は
Carib Sea のOCEAN DIRECTにしました。
5lbs(約2.25kg)を2袋投入。
これで、底砂の厚さはおよそ2〜3cm程になりました。
OCEAN DIRECTはパウダー状の珊瑚砂なのですが、ドライ状態で休眠バクテリアが付着しているそうです。
ですから、砂洗いはしない方が良いとのこと。
RO水を貯め、人工海水を溶かします。
今回、この水槽に使用する人工海水は
DELPHIS のLive Sea Saltにしました。
以前、旧水槽時代はこの塩を好んで使っていたのですが、ここ最近は
Aquarium Systems のInstant Oceanを使っていました。
しかしInstant Oceanはガラス面や底砂に藻類が発生し易い気がしますので、新しい水槽はLive Sea Saltに戻してみることにします。
勿論Instant Oceanが悪いと言ってる訳ではないので勘違いなさらないで下さい。
藻類が発生し易いと言うことは、サンゴにも良い面がありますから。
サンゴに共生している褐虫藻も、広い意味で藻類ですからね。
比重は1.023にしました。
出来上がった海水を水槽に入れ、ポンプのスイッチをON。
水が回り始めました。
ヒーターは
GEX のCONPACT SLIM HOTPACK 200BLKを使用し、クーラーのサーモスタットとの連動はしません。
全てのセッティングが終わったので、ライブロックを適当にレイアウト。
使ったライブロックは3.5kgです。
本水槽に連結しているレフジウムにはライブロックレプリカのバックウォールタイプを使いましたが、今回はライブロックのみで立ち上げます。
水槽立ち上げ時に、偽岩やデスロック等を使うと藻類地獄に陥る恐れがあるからです。
バクテリア等、Bio-Filmでコーティングされたライブロックと違って、偽岩やデスロックは表面がザラ付いているだけの状態です。
そうすると、どうしても藻類が優位に繁殖してしまうのです。
勿論、カニやシャコ、余計な海藻、ヒラムシ、セイタカイソギンチャク等、招かざる生物の混入は避けられるのですが・・・。
偽岩等を使用する場合、一旦サンプでバクテリアを付着させ、Bio-Filmでコーティングさせた状態にしてから使った方が良いと思います。
Ecomini中央のMud層に " Miracle Mud " を沈めます。
Ecomini用の " Miracle Mud " は、コンパクトなトレイに入ったものを使用します。
トレイごと沈めますので、交換作業も容易にできるようになっているのです。
これを2つ使うので、1つづつ交換できる訳です。
そこに
Blue Harbor から送って貰ったホソジュズモ Chaetomorpha crassa (C. Agardh) Kutzing, 1845 を投入。
藻類は基本的に何でも良いのですが、
ECO-System Aquarium社ではジュズモ属(Genus Chaetomorpha )を推奨しています。
ジュズモ属は、窒素の吸収が良いとされ、密集した成長をしますので、Copepoda(カイアシ類)やもう少し大きなGammaridea(ヨコエビ類)、Mysinae(アミ類)等の良い隠れ家にもなります。
やや硬い藻類なので、千切れて本水槽部で繁殖してしまう危険性が低い点も向いています。
逆に入手性の良いイワヅタ属(Genus Caulerpa )は、水質の急変で溶け易く、一旦吸収した栄養塩を再放出する傾向があるので、好ましくないとしています。
また、イワヅタ属は柔らかく千切れ易いので、本水槽に混入し、そこで繁殖してしまう危険性も高いのです。
バクテリア剤は、前回ZEOvitの記事で書いた、
Prodibio の " Bio-digest " を投入しました。

" Bio-digest " に入っているバクテリア、Paracoccus denitrificans について少々補足します。
Paracoccus属(パラコッカス属)は本来、脱窒を行う通性嫌気性細菌(Facultative Anaerobic-Bacteria)として知られていました。
ところが、Paracoccus denitrificans はポリ燐酸蓄積細菌(Poly-Phosphate Accumulating Organisms)であることも解かり、脱窒と燐酸塩の蓄積を同時に行うことができる脱窒性燐酸蓄積細菌(Denitrifying Phosphate Accumulating Organisms )である、と結論付けられたようです。
参考論文 http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/10698794?holding=ukpmc
" Bio-digest " は9種類のバクテリアが最適な比率で混合されており、1アンプルでその数は約300億匹にもなるそうです。
今回は水槽立ち上げ時なので、少々多目に2アンプル投入しました。
実は、
Blue Harbor に頼んで水槽蓋も作って貰いました。
メタハラを照射しても変質しない、ポリカーボネイト製です。

添加剤等を入れるための穴とそれに乗せる蓋まで加工してくれました。
ようやく設置完了。

まだ海水は濁ってますが、全体的にはこんな感じになりました。
どうです?
結構インテリアっぽい感じになったでしょう?
こうなると1週間くらい空まわしして、水質に問題がなければSPS投入・・・と行きたいところです。
タイトルで「珊瑚補完計画」を謳ってるからには、往年の有名どころのSPSはもう1度収集、そして補完したいですね。
日本のアクア界には、幾つかの有名珊瑚が存在しています。
まず、その1。
←だにやんの写真を拝借しました。m(_ _)m
このミドリイシは、2001年頃から、僕がHPのキリ番等で全国に発送していたミドリイシです。
ミドリイシの種類はロイセッタ Acropora loisetteae Wallace, 1994 です。
実はこのミドリイシが日本にやって来たのは1996年。
今から13年前です。
インドネシア便で、
JAMMING に入荷し、
水野さん が日本のベルリン式創世期に水槽で育てました。
それが初期のメーリングリストメンバー等に枝打ちされて広がったのです。
アキリン のHPに出てくる「湯島ミドリイシ」と言うのが、これです。
僕が入手したのは別ルートで、
JAMMING のお客だったアマチュア時代の
Marine Blue 小野さんが購入した個体が元です。
Marine Blue を開店した後、常連のお客さんにおまけで分けたり、販売したりしていました。
僕は、それを譲って頂いたのです。
昔
Marine Blue のお客さんだったアクアリストなら、今でも持っている方が居るのでは・・・?
ウチでも大きく育ち、遠方から来たお客さんや、キリ番をゲットした方にお裾分けしてました。
ウチから
だにやん の家に行き、そこから広島や大阪のアクアリストに広がったようです。
ウチは引越し時に一旦水槽を閉めてしまっているので現存してないのですが、日本全国の何処かにはあるのでは・・・?
照明が弱いと緑色、照明を強化していても富栄養塩下では鉄色になってしまいますが、貧栄養塩下で強化した照明に当てると鮮やかなブルーになります。
成長も早いのでお勧めの個体です。
その2。

かの有名な「沖縄くん」。
エメラルドグリーンに輝く、エダコモンサンゴ Montipora digitata (Dana, 1846 ) です。
エイちゃん が1997年に沖縄旅行に行った際、砂浜で拾ってきた死珊瑚片が復活したものが元です。
エイちゃん の水槽で見事に復活した死珊瑚片は、やがて大きなサンゴに育ちました。
成長も早く、蛍光灯でも飼育可能だったため、1999年頃から日本中のアクアリストにキリ番賞等で送られ、それがまた別の人に渡って行きました。
詳しい経緯はここを読んで下さい。 http://www.1023world.net/info/aquarist/eiji.html
沖縄で拾ってきたから「沖縄くん」の名で呼ばれていました。
ウチの水槽でもかなり成長し、何人にも配りましたよ。
その3。

通称「はげコモン」。
ポリプがメタリックパープルのエダコモンサンゴ Montipora digitata (Dana, 1846 ) です。
愛知の
ハギやん が
Aqua Sun Marine で購入したインドネシア産のエダコモンサンゴです。
やはり「沖縄くん」同様、メチャメチャ成長が早いサンゴでした。
照明が弱かったり、富栄養塩だったりすると共肉は淡褐色になってしまいますが、貧栄養塩環境で強化照明下で飼育すると共肉の色彩がホワイトになり、よりメタリックパープルのポリプが強調される美しいサンゴでした。
これまた
ハギやん が自分のSiteのキリ番賞等で2001年頃から全国に広がって行きました。
ハギやん の愛称から「はげコモン」と呼ばれてました。
ウチでも何人ものアクアリストに配りましたよ。
以上、3種のSPSはどうしてももう一度飼育したいです。
所有されている方。
枝打ち可能でしたら、是非ご連絡下さいませ。 m(_ _)m
他にももう1度飼育したいSPSは幾つかあります。
追って当時のエピソードを織り交ぜながら、告知して行きたいと思います。
次回、立ち上げ篇に続きます。